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遠い雷鳴7

 日常は永遠に続いていく、自分のような人間は特にそうだ。変化の無い日常を川で流れる流木の用に過ごし、そして死ぬ。
 そうであると思っていたし、変わる事など決して無いと確信していた。
 あの日の出会いを向かえる前には………


 その日も変化の無い日常が続いていた。何時もと同じように学校の授業を受け、帰りに駅のコインロッカーから、入院している祖父の着替えが入ったボストンバックを取り出し、病院へ向かう。
 病院は相変わらず込んでおり、顔見知りとなった守衛さんに会釈をし、エレベーターに乗り込む。祖父が入院しているのは、4階だった。
 祖父は、ナースステーションの前の病室で管に繫がれていた。去年の夏に、転倒したときから祖父はこの調子である。意識が在るのか無いのかすら解らない。
 祖父に二言ほど話しかけ着替えを置く、持ち帰るものは今日は無いようだ。祖父付きの看護師と話し不足している消耗品を買いに、一階の売店へ降りた。
 消耗品を買い込み清算をすませると、クジを引くように言われた。なんでも、キャンペーン中らしい。
 「おめでとうございます~一等、ファーストエイドキットです」
 因果な物が当たった。
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遠い雷鳴6

 「なんで、こんなこ所に居るんだろう?」
 相沢誠は多国籍軍の戦況報告が刻々と流れ込んでくる原子力空母『飛鳥』のCICの中で呟いた。
 本来ただの高校生でしかない自分が、こんな場所に居るのが酷く場違である事を自覚している。
 「どうされましたか?」
 自分のお守りを押し付けられたWAVEの長門佳乃軍曹が弟を見つめるような顔で訪ねてくる。
 「いや、浮いてるなと思いまして」
 自分の服装をさして言う。紺の作業服の林の中で、高校のブレザーと言うのは浮きまくっている。
 「まぁそうでしょう。気にされていないと思いましたが」
 確かに、乗艦当初は気にしては居なかったが、時間の経過と共に疎外感が増してくる。
 「まぁ、難しい年頃なので」
 「自分で言いますか?普通」
 長門軍曹の問いには答えず、正面のモニターを凝視する。
 思えば、こんな事になったのは、あの夜出会いが原因だった。

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それゆけ!女性自衛官

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行き着けの模型店で『それゆけ!女性自衛官』が売っていたので一つ購入。630円は高い

で、入ってたのは、長門佳乃二等海曹

ポニーティル萌え~♪

遠い雷鳴5

ヘリコプター巡洋艦『青葉』

 「対水上レーダーに感有り。距離2900、IFF反応ありません」
 「IRセンサー、アンノウンを探知。魚雷艇です」
 「対水上戦闘!主砲、咄嗟射撃」
 「対水上戦闘!主砲、咄嗟射撃」
 復唱が響くと同時に二基の砲塔が旋回し、敵を指す。
 「攻撃始め!」
 号令と共に青葉の二門の主砲は毎分28発のペースで射撃を開始する。
 唐突な敵の出現にCIC内部は喧騒に満ちた。
 「2900!発見がなぜ遅れた」
 「ソナー!魚雷の発射は確認できたか?」
 『ソナーに感なし、魚雷の発射は確認されません』
 「最大戦速!煙幕展開、ECM,ECCM開始!」
 「見張りを厳となせ」
 「面舵一杯」
 青葉は船体を軋ませながら、その体を右に振った。
 「2番砲、弾種変更。一番は射撃続行」
 二番砲がわずかな時間射撃を中断する。
 「二番砲、弾種変更終了!射撃再開します」
 その声と共に、二番砲は射撃を再開し、迫りくる殺意に拒絶の意思を叩き付けた。
 『目標の爆発炎上を確認。周辺海空域に敵影なし』

遠い雷鳴4

 雷鳴は去っていた。蟻達にはコレからが本番である。
 「対機甲戦闘用意!」
 号令が響き、歩兵たちが走り回る。
 カールグスタフ、パンツァーファウスト、TOW、M47 “ドラゴン”更には、鹵獲したRPG-7等が準備される。
 敵は戦車二個中隊を含む歩兵大隊。
 迎え撃つこちら側は日英連合、戦車二個小隊を含む歩兵二個中隊。
 迎撃体制を整える陣地の横を74改とチーフテンが砂塵を巻き上げて移動する。
 「日本人、そろそろ終業時間だぞ?」
 英兵が日本兵に時計を指して言う。対する日本兵も時計を指しながら
 「残業は日本人の十八番だ。それより良いのか?そろそろティータイムだぞ?」
 「それまでに終わらせれば万事OKだ。君たちも参加するか?」
 「喜んで参加しよう」
 笑みを交わし、お互いの得物、89式小銃とL85に初弾を装填した。

我が姓

我が姓は何を任ずるのであろうか?
私にこの姓を継ぐ資格はあるのだろうか?

遠い雷鳴3

 『こちら、ムーン・ドリップ。爆撃効果確認、後で通知表を送る』
 月の雫を名に持つFACからの無線にジッパーコマンドで返信し、サンダーフェロウはビクトリーロールを行う。ロールの終了と同時に機首を基地に向けた。
 旋回の途中でFAC機が視界に入った。練習機改造で“ドルフィン”の愛称を持つ機体だ。毎度のことだが、彼らには本当に頭が下がる。
 彼らは毎日あの機体で悪意の満ちている所に向かって行き、私たちに殺意を落すべき場所を示してくれる。
 誰かがやれねばならない仕事だとしても、本当に頭が下がった。

恐怖

「遠い雷鳴」は不定期連載です

ムキムキも海兵隊員がパッツンパッツンのメイド服を着て
「野郎どもご奉仕のお時間だ!」
と言う声と共に得物に初弾を装填し
「(地獄へ)逝ってらっしゃいませご主人様」
とM60を撃つと言う悪夢が仕事中に浮かんできました。

遠い雷鳴2

 矢の用に空に駆け上がった『サンダーフェロウ』を迎えるように、花火が無数に撃ち上がってくる。
 『サンダーフェロウ』は身を捩りチャフを放出。同時に急降下を開始する。
 かつて祖父たちが99艦爆や彗星で行ったような80度を超える降下角では無い。高速化した現代の機体では引き起こしが間に合わない。現代の航空機に最適の降下角で雷の眷属の同志は突撃を行っている。
 急降下爆撃の高効率は降下時間に比例する。そしてそれは安全と反比例である。
 『サンダーフェロウ』は無数の殺意を向けられながら突撃を続行する。
 用意、用意、用意、投下!投下!投下!
 その瞬間、『サンダーフェロウ』は両翼と胴体から無数の殺意がばら撒かれた。

遠い雷鳴

棺桶の中には音が響いていた。
SIグラマンJ社製F-13「サンダーフェロウ」血を吐きながら続ける悲しいマラソンの中で生まれた鋼鉄の猛禽、その棺桶の中に私は居る。
雷鳴のようなIHI製のターボファンが奏でる突撃行軍歌の中を私たちは突き進む。
空電ノイズと共に指揮官の声が雷鳴の中に加わった。
『この期に及んで諸君に言うことはただ一つ!アヘッド!アヘッド!ゴーアヘッド!』
「了解!」
その言葉と同時に「サンダーフェロウ」を上昇させる。
松島や小松から日本海の敵や、三沢から北海道の敵を吹き飛ばすために開発されたこの機体はカタログ通りの性能を発揮して飛行している。
誇り高きグラマンの血統は異国においても未だ健在である。

ゆんゆん

コンデンスミルクは苺じゃなくて、女の子にかけるべきだ。

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?!

「黙りなさい!」
悠美姉さんの声が夜の校舎に響いた。
「そして聞きなさい!」
悠美姉さんは、刀袋から愛刀『満月』を取り出す。
「私は悠美、神咲悠美。悪霊を断つ剣です!」
『満月』を抜刀、上段に構えた。
「私の一刀は紅蓮の劫火」
刀身に霊気が集まり、刃は焔を纏う。
「神咲一灯流 真威・楓陣刃」
言うと同時に一気に『満月』を振り下ろした・
「チェストー!」
裂帛の気合と共に霊気の炎『燐光』を敵に放った。

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装脚戦車

装脚戦車、それはロマン。
ロマンの中でしか存在が許されない

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プロフィール

飛龍瑞鶴

Author:飛龍瑞鶴
喉に傷跡があるハゲ入道。
自称:唄って踊れる三枚目
共産趣味者にして、軍事愛好家

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