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「七課の人々」

「エスプレッソ、うめぇ~」
今日も阿井少将の声が彼の執務室に響く。部屋に立ち込める濃厚な麦の様な香りから、彼が飲んでいるのは珈琲でない事が判る。
「今日は麦茶のですか?」
阿井の斜め前のデスクで書類と格闘している配属艦魂の伊勢が、書類から目を離さずに阿井に聞いた。
「残念。今日は黒豆茶だ」
「そうですか…」
阿井の答えに伊勢は呆れる。何も戦時中では無いのだから、珈琲でエスプレッソを飲めば良いと思うのだが………
「八津くんは、今日は休みですか?」
伊勢が目の前の空きデススを指差しながら阿井に尋ねた。
因みに、八津とは阿井少将の従卒の八津瀧治朗中尉の事である。
「あぁ、八津か」
阿井は、カップを置くと頭を掻きながら答えた。
「あいつは、病欠だ。腹を酷く下したそうだ」
やっぱり、アレは不味かったか、阿井はそう続けた。
「アレって何ですか?」
「あぁ、磯蟹」
同期がもってきてね。と続けたが、既に伊勢の姿は無かった。
机の上に、“お見舞いに行ってきます”との書置きが残されている。
阿井はソレを読むと、机の引き出しから細巻を取り出し、銃を模したライターで火をつける。
「昼飯、何食うかな………」
その呟きは彼が吐き出した紫煙と共に宙を漂った。

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飛龍瑞鶴

Author:飛龍瑞鶴
喉に傷跡があるハゲ入道。
自称:唄って踊れる三枚目
共産趣味者にして、軍事愛好家

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