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遠い雷鳴

棺桶の中には音が響いていた。
SIグラマンJ社製F-13「サンダーフェロウ」血を吐きながら続ける悲しいマラソンの中で生まれた鋼鉄の猛禽、その棺桶の中に私は居る。
雷鳴のようなIHI製のターボファンが奏でる突撃行軍歌の中を私たちは突き進む。
空電ノイズと共に指揮官の声が雷鳴の中に加わった。
『この期に及んで諸君に言うことはただ一つ!アヘッド!アヘッド!ゴーアヘッド!』
「了解!」
その言葉と同時に「サンダーフェロウ」を上昇させる。
松島や小松から日本海の敵や、三沢から北海道の敵を吹き飛ばすために開発されたこの機体はカタログ通りの性能を発揮して飛行している。
誇り高きグラマンの血統は異国においても未だ健在である。
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飛龍瑞鶴

Author:飛龍瑞鶴
喉に傷跡があるハゲ入道。
自称:唄って踊れる三枚目
共産趣味者にして、軍事愛好家

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